【牛肉を減らす】畜産が環境にかける負担はあなどれない

パリでのくらし

★畜産の環境影響

畜産は、地球の資源を大量に消費し、環境に悪影響を及ぼします。
人間が食べる肉を生産するためには、森林を切り開いたり、人間用の穀物を生産できるはずの土地を使ったりしたうえに、大量の水を使って、家畜の餌となる飼料を栽培しなければなりません。
牛がゲップをすると、二酸化炭素よりずっと強力な温室効果ガスであるメタンガスが排出されます。

★牛肉がダントツ

日本人にとって、肉といえば鶏肉・豚肉・牛肉の3つ。この中でも環境負荷がいちばん大きいのが牛肉です。牛肉生産で排出される温暖化ガスは(二酸化炭素に換算すると)鶏や豚の約6倍とされます。(https://www.fao.org/japan/news/detail/jp)

★牛肉を買うのは月1回に

というわけで、わが家では牛肉を食べる回数を減らしました。牛肉を買うのは原則的に月1回、500グラムくらい。それをだいたい2回に分けて食べるので、半分は冷凍庫へ。
塊肉を使う料理はどうしても食べる肉の量が多くなるので、ひき肉が多いでしょうか。すぐ火が通るから、塊肉を長時間煮込むよりも省エネですしね!
(フランスでは、薄切り肉は普通には売っていないため、塊を凍らせ、半解凍してスライスするという手間が必要→手間はご遠慮したい)
結果、「牛肉メインのがっつり肉料理」というより、「野菜と牛肉が同居している料理」(ひき肉でつくるハヤシライスとか)という感じに。フランスの国民食(?)「ステーキとフライドポテト」など、出る幕もありません。

……と書いている月末、今月は牛肉を食べていないことに気づきました。たまたまメニュー候補にあがらなかったもよう。月0回もアリ、ということで!

★ベジタリアンにはならない(今のところ)

畜産の環境影響を考えて、ベジタリアンになるのもひとつの手です。
ですが、菜食で必要な栄養素をもれなく摂取するには、けっこう深い知識がいると思うのですよね。肉食だとタンパク質を効率よく取れることは確か。とくに成長期の子供を抱えている場合、生半可な知識でベジタリアンになるのはちょっと危険かなと思って、鶏肉・豚肉はそこまで減らしていません。
そうはいっても和食中心なので、それほど大量のお肉を食べている気はしませんが。
いずれ鶏肉・豚肉を減らすかもしれませんが、今はそのときではないと思っています。

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