どこの家にも必ずといっていいほど揃っている、各種の液体洗剤。
食器用、トイレ用、お風呂用、窓用、床用、液体クレンザー、塩素系漂白剤。
人間用(?)であれば、ボディソープ、ハンドソープ、シャンプー、リンス、などなど。
それをすべて家から追放しました!
★液体洗剤一掃の理由★
なぜ液体洗剤をやめたかといえば、
1.重いから
液体洗剤が液体なのは、基本的に水が入っているから。この水がなにしろ重い。
買い物は徒歩で、しかもカートではなく手提げ袋に入れている身としては、重量問題は無視できません。
水なら家の蛇口から出るのだから、洗剤成分だけ買ってきて、水は使うときに家で加えればよいのでは?と思った次第。
2.プラスチックで包装されているから
たいていはボトル入り、詰め替え用でもプラスチックパック入りです。
当然ゴミになります。分別してリサイクルゴミのゴミ箱に入れなくてはいけません(フランスの場合)。
ゴミを買ってきて、改めてゴミに出しているようなものですね!?
3.詰め替えが面倒だから
パッケージがうっとうしいので、目障りでないボトルにその都度、移し替えていた時期もあります。
でも、使い終わったボトルを洗って、乾かして、新しい洗剤を入れて……というのは、はっきり言って手間でした。
★固形・粉末洗剤を使いこなす★
では液体洗剤をやめてどうしたかといえば、
1.固形せっけんを使う
手・体・食器・衣類の部分洗いには、すべて「真正なるマルセイユ石けん」*を使用しています。ほぼ無包装(ボール紙でくるりと巻いてあるだけ)の2㎏の塊を買って、使いやすい大きさにカットしたものをあちこちに配置。
使い心地は上々で、思いがけず、手荒れと肌の乾燥が大幅に改善しました。冬になると体が粉をふいたり指先がひび割れたりしていたのが、なくなったんです。
*伝統的な製法による脂肪分72%以上の石けん
髪の毛は、固形シャンプー&固形リンスに落ち着きました。石けんやお湯だけで洗うのを家族に強いるのは現実的ではないという事情から。
2.粉末洗剤を使う
洗濯洗剤は粉末(容器持参・量り売りで購入)。
家の掃除は、クエン酸、重曹、過炭酸ナトリウム(同じく容器持参・量り売りで購入)。
これで事足りています。拍子抜けするほど、これで十分。
しかもお安い。うるさいパッケージもありません。
★メリット★
●液体洗剤をやめた理由になった3つの問題が解消された(重い、プラゴミ、詰め替えの手間)
●手荒れ・肌の乾燥が改善された
●アイテム数が少なくなったので、在庫管理がラク&省スペースになった
●合成洗剤類がなくなったので、環境負荷が減った
あやしいほどいいことづくめですが、これは本当。積極的におすすめします!