【生ゴミの分別回収――その後】回収ボックスが増えてきた

フランスの環境対策

2024年1月1日から始まった生ゴミの分別回収。義務化をうたう割に、回収ボックスが少なく、しかも認知度も低く、浸透しているようには思えません。

ニュースのインタビューで、「数百メートル歩いて生ゴミを捨てに行くなんて、ごめんだね!」と話していたお爺さんもいましたっけね。

これまでのところ、メトロ駅前の生ゴミ回収ボックスにゴミを捨てている人を見たのは、なんと1回だけ(まあ、ずっと見張っているわけではないので、たまたま通りかかったタイミングが悪かったのかもしれませんが)。

★ちょっとした進歩

今年も4分の1を過ぎつつある今、パリではこの生ゴミ回収ボックスが少しずつ増えてきました。

パリでは、建物内のゴミ置き場のほかに、道にもそこそこの間隔でゴミ分別ステーション「Trilib’」があって、包装ゴミとびんを分別して捨てられるようになっています。

ここに、「生ゴミ」が加わったのです。
下にあるペダルを踏むと、ゴミ箱の蓋が開くしくみ。手で触らなくていいようになっています。
私の体重だと、かなり気合をいれて踏み込まないと開かなかったんですが……💦
足腰を鍛えられるかもしれません。いや、ここで鍛えなくてもいいか。

まだ、すべてのTrilib’に生ゴミ回収ボックスが設置されているわけではありませんが、とりあえず、回り道をしなくても生ゴミを捨てられるようになりました。
めでたい、めでたい。

とはいえ、フランス国民がこぞって生ゴミを分別回収するとは思えません。
だって、普通のちょっとしたゴミだってゴミ箱にちゃんと入れられない人たちですよ。道端に落ちている大小のゴミの量を見るとうんざりします。

私はそのパリの片隅で、生真面目にゴミ捨てしますけど。

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