【パリの美術館:ルーヴル美術館】見たい作品をピンポイントで

パリでのくらし

パリの美術館といえばルーヴル。
観光で初めてパリに来たら、たぶん『モナ・リザ』を見に行くんでしょうか。
ともかく、観光客で溢れかえっているエリアです。

さて、『モナ・リザ』が名作であることは否定しませんが、パリ市民として気分転換にアートを見たい場合、ルーヴルは敷居が高いスポットのひとつです。

なにせ、えらい混みよう。気が向いたらふらり…という感じではありません。
とはいえ、今回は仕方がない。開催中のヤン・ファン・エイクの小展覧会(2024年3月20日~6月17日)がよいと聞いたので、思い切って出かけてきました。

★どこから入るか

ルーヴル美術館の入口といえばガラスのピラミッドですが、正直、おすすめしません。
外で行列しなければならないからです。悪天候・寒空・炎天下……なんて日にはもうそれだけで疲労困憊!

よって、地下鉄1番・7番のPalais Royal-Musée du Louvre駅から、地下通路を通っていきましょう。ショッピング・センターのCarrousel du Louvreに通じる方です。
行列の長さ、待ち時間の長さが全然ちがいます。

★どこを見るか

ぜったいに、全部を見てやろう、などと思ってはなりません。
どっちみち、すべての展示室が開いている曜日・時間帯というのはまずないので、物理的に不可能。
広さも量も半端じゃないので、体力・気力的にも無茶。
仮にすべてを制覇したところで、見たものの印象が薄れるだけ。
よって、気になる部門に絞ること!

真正面から撮れなかった…

★「Revoir Van Eyck – La Vierge du chancelier Rolin」展

今回、私が見たかったのはヤン・ファン・エイクだけ。
『ロランの聖母』を中心に据えた、さほど大きくもない展示室一室でしたが、改めて実物を見るとやっぱりすばらしい。
細部を写したビデオを見ると、その芸の細かさが際立ちます。
米粒に写経するくらいの細かさ!
同時代のほかの作品や写本など、作品数は少ないものの充実した展示で、小一時間かけてじっくり見ました。満足、満足。

絨毯の質感もすばらしい(これは別の絵)

で、それだけ見て、さっさと帰りました。
ここで欲ばって、ほかも見ようなんて考えると疲れるのですよ。
人数調整はしていましたが、やはり人が多かったし。
食事と一緒で、美術館も腹八分がいいですね~

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